2005/09/01 再生計画案が可決
(株)グレンバレーの再生計画案に対し、新潟地裁長岡支部は8月4日付けで認可決定を下した。
書面投票で行われた決議の結果は、出席債権者数144名(議決権債権者数204名)の97.22%に当たる140名の賛成、議決権総額では136億2363万円余の97.18%に当たる132億3943万円余の賛成で、可決要件を満たした。
計画案は、(株)ゼルコバが、地元有志らが出資した「中越復興ファンド」から提供された資金で営業の譲渡を受ける。一方、(株)グレンバレーはクラブハウス、コース用地の保有会社として残る(100%減資の上、ゼルコバが新株の割り当てを受け完全子会社化)。将来はゼルコバと合併する模様。
=ゴルフ特信=
2005/08/10 中越復興ファンドで再建へ
(株)グレンバレーは、平成17年8月1日に同GCの営業権を新会社の(株)ゼルコバに譲渡し、資産管理会社となることを明らかにした。
同GCは中越地震で被害にあったコース・クラブハウスの復旧工事を迅速に進めており、8月1日から営業を再開することを決めた。
営業譲渡を受けるゼルコバは、婦人服製造の(株)樋熊商店の出資した会社で、同社は、「ファンド」から提供を受けた資金で(株)グレンバレーを支援する。
ファンド名は「中越復興ファンド」で、県内企業の有力者が出資。1部上場の(株)トップカルチャー(新潟市)の清水秀雄社長や各種の専門学校を経営する新潟総合学園の池田弘理事長が出資している。
復旧工事は、ファンドから提供を受けた資金を投じて行っており、崩壊した進入路や、土砂崩れにあった1・2・8番ホールの工事を7月一杯までに終了する。ハウスについても8月1日の営業に向けて修復を進めている。
工事は福田組が行っており、工事費は2~3億円になるとしている。ちなみに8月1日から3日までは会員コースを無料開放し、5日から通常営業を行う予定になっている。
一方、会員に対する再生条件は、全会員に預託金の0.4%を弁済(一般債権者への弁済率は3000万円超の部分が0.033%、3000万円以下の部分が0.4%)した上で、プレー権を保障するとしている。プレー権は無額面で譲渡可になる予定。
計画案の決議は8月3日締め切りの書面投票で行われる。
=ゴルフ特信=
2005/04/19 民事再生手続き開始申請のお知らせ
グリーンヒル長岡ゴルフ倶楽部(新潟県)の経営会社である(株)グレンバレーは、平成17年4月15日に新潟地裁長岡支部へ民事再生手続き開始を申請し同日開始決定を受けた。
負債は約137億円(借入金約117億円、預託金約16億円、その他4億円)。