2010/08/18 営業停止、用地は森林として復活
コース、クラブハウスが札幌地裁で競売に付され、7月1日に個人に落札され、代金納付期限の8月5日までに代金の納付が行なわれ、一方で同GCは営業を停止したことがわかった。
落札した麦島善光氏は総合建設業の(株)麦島建設(名古屋市昭和区、資本金5000万円)の代表取締役であることが明らかになった。
ゴルフ特信の取材に対し、同社では「麦島個人が落札しました。代表に聞いたところ〝自然に戻したい〟と言っております。森林に戻したいようです」と答えており、ゴルフ場としては存続しないことを示唆した。
同GCは7月2日まで電話は通じ、松尾敦子氏が「パブリック制で、私が個人として営業を続けている」と応えていたが、8月5日時点ですでに「現在使われておりません」とテープによる案内が流れており、同様にファックスも不通となっていることから、松尾氏は撤退しゴルフ場は閉鎖したとみられる。
なお、落札された不動産は、「新十津川町字総進154番1」の「土地(127万7230平方メートル)」で、落札価額は売却基準価額の「2040万20円」を下回る〝1653万2000円〟。
=ゴルフ特信 提供=
2010/07/07 コース余地等が競落に
コース、クラブハウスが札幌地裁で競売に付されていた
イアン滝川ゴルフ倶楽部(18ホール、北海道樺戸郡新十津川町)を個人が落札したことがわかった。
事件番号は「平成19年(ケ)20040号」で、7月1日に開札が行なわれ、〝1653万2000円〟で麦島善光氏が落札者(落札者資格)となった。
落札した不動産は、「新十津川町字総進154番1」の「土地面積127万7230平方メートル」と「クラブハウス建設面積1327.66平方メートル=平成5年6月築、他倉庫+休憩所、機械室」で、備考に占有者あり等となっている。
同不動産の競売はこれまで3~4回行なわれたが、入札者が現れなかった。
今回は、売却基準が価額が「2040万20円」となり、競売参加者は麦島氏1人だった。
落札価額は、買受可能価額「1632万16円」に近かった。
買受代金の納付で、早ければ7月中旬、遅くとも8月第1週に同不動産は落札者の所有となる。
明らかになっているのは落札者の氏名のみで、コンタクトが取れないことから、同不動産をゴルフ場として活用するか否かは不明。
競売の備考に占有者ありとしていることでわかる通り、現在は個人の松尾敦子氏が7月2日現在も従来通りパブリック制で営業を続けている。
なお、落札された不動産の所有会社は(株)カバト国際カントリー倶楽部で、平成15年には民事再生法を申請し同年再生計画案が成立。
その後、李好珍氏が率いるイアン・ゴルフ・グループの傘下となったものの、同グループが事実上解体、一方で、(株)カバト国際CCは休眠状態になっているという。
=ゴルフ特信 提供=
2009/05/11 札幌地裁でユニオンジャックCCとイアン滝川GC競売
過去の競売で入札者がなかった北海道の2コースが、札幌地裁で再び競売広告された。
1つはユニオンジャックCC(18ホール、勇払郡安平町)で、事件番号は「平成19年(ケ)7809号」。
「平安町富岡424の5外」の土地面積約92万2437平方メートルと、建物(3045・34平方メートル=平成3年10月築)が競売対象で、備考に「土地権・地役権の設定あり、占有者(所有者・債務者)あり」などとなっている。
売却基準価額は「1億8393万4000円」。
もう1つはイアン滝川GC(18ホール、樺戸郡新十津川町)で、事件番号は「平成19年(ケ)20040号」。
「新十津川町字総進154-40外」の「土地面積127万7230平方メートル」と「クラブハウス建物面積1327・66平方メートル=平成5年6月築、他倉庫+休憩所、機械室」、備考に占有者あり等となっている。
売却基準価額は「6947万100円」。
入札期間はともに5月8日から15日で、5月20日開札、売却決定日道26日、特別売却期間は5月21日から6月4日。
ユニオンジャックは昨年12月に売却基準価額2億6355万円で、イアン滝川は昨年12月に9964万100円で競売となったが入札者がなかった。
今回は売却基準価額が3割程度下がった。
なお、ユニオンジャックは今期4月4日から、イアン滝川は4月25日から営業を始めている。
=ゴルフ特信 提供=
2008/12/08 約1億円で競売に
5年前に自主再建型の再生案が成立して、その後スポンサー支援の話もあったイアン滝川ゴルフ倶楽部だが、このほど札幌地裁でコース、クラブハウスが競売公告された。
事件番号は平成19年(ケ)20040号で、「樺戸郡新十津川町字総進154の40外」の「土地面積127万7230平方メートル」と「クラブハウス建物面積1327.66平方メートル、他倉庫+休憩室、機械室」、備考に占有者あり等となっている。
売却基準価額は9964万100円で、入札期間は12月12日~19日。
開札期日は12月24日。
特別売却期間は12月25日~来年1月15日となっている。
同GCの現況については、すでに冬季クローズに入り、今季の営業をストップしている。
電気も止めている模様で、電話は繋がらない状態にある。
ただし、前冬季も競売にかけられたことがわかり、同様の状況となっていた。
=ゴルフ特信 提供=
2006/04/15 イアン・ゴルフ・グループがカバト国際を傘下に
(株)イアン・ジー・シーなどイアン・ゴルフ・グループが、平成5年開場のカバト国際カントリークラブ(18H、北海道)を傘下に収めた。
同グループが、同CCを経営する(株)カバト国際カントリークラブの全株式を平成18年4月に取得したもので、関係方面への報告や調整をほぼ終了し、近く会員にも報告する。同グループは、今春にコリーナ・デ・ルナ・Gコース(18H、北海道樺戸郡月形町)を買収するなど日本国内でのゴルフ場経営拡大を目指しており、会員にはグループコースを準会員料金で利用できるよう案内する方針。また6月に通知した時点以降は会員権の名変も無料で対応するという。
(株)カバト国際カントリークラブは、平成15年5月に東京地裁から再生計画案の認可決定を受け、自主再建を目指していた。退会会員を含む債権者に対しては元本等を99.9%カットし、平成18年12月末日に残り0.1%の弁済を行うこととなっており、今年末に弁済期日が迫っていた。
再生計画認可後も入場者数が低迷するなど苦戦していた模様。イアン・ゴルフ・グループではこれら一般債権者へは繰り上げて弁済する意向を示している。
継続会員については、以前の再生計画(預託金40%カットで残り60%は預託金として平成25年3月末まで据置等)通り対応する。
=ゴルフ特信=
2003/01/12 民事再生手続き開始申請のお知らせ
(株)カバト国際カントリークラブは平成14年12月27日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請。