|
健康食品のジャパン・ヘルスサミット(JHS 本社仙台市)が9月14日に「杜の都ゴルフ倶楽部」18H黒川郡大和町のゴルフ場施設を19億4000万円で買収し10月6日から営業を再開した。同ゴルフ場は平成11年8月に破産申請していたもので、JHSは開発興業(株)と(株)杜の都GCの破産管財人、及び抵当権者である伊藤忠商事の承認を得た任意売却で6日からの営業は、JHSが設立した運営会社・(株)杜の都がゴルフ場名を変更せずにスタートする。旧会員の約60名(約3億4000万円)についたは当面プレー権は認めるとしているが、新規会員募集の予定もあり、募集金額面で旧会員に優遇処置を取るかどうかについては検討する模様。
同ゴルフ場は開発興業(株)からゴルフ場施設を受託し、85億円の根抵当権を設定していた伊藤忠商事(本社大阪)の申立てを受け、仙台地裁が平成10年5月に競売開始を決定。だが、入札前の手続きで評価額が40億円を下回る見通しになったのに加え、ゴルフ場経営会社の相次ぐ破綻などでさらに評価が落ちる公算が大きくなっていたことから、伊藤忠側が任意の売却、抵当権抹消に応じたとみられる。