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〇整理回収機構 負債630億円○
整理回収機構(RCC)は5日、レジャー施設賃貸業の土井不動産(兵庫県尼崎市、土井康弘社長)と子会社セントラルパーク(同、同)、同セントラルパーク山口(山口県美祢市、同)の三社について神戸地裁尼崎支部に民事再生法適用を申請、保全管理命令を受けた。
合計の負債総額は630億円以上の見通し。
土井不動産は1959年創業。
72年に「西日本サーキット」(美祢市、セントラルパーク山口が経営)、84年にサファリパーク・遊園地の「姫路セントラルパーク」(兵庫県姫路市、セントラルパークが経営)を開業するなどグループ事業を拡大したが、91年に西日本サーキットを26億円かけて全面改装した「MINEサーキット場」と、93年にサーキット隣接地に100億円かけて造成した「セントラルパークゴルフ倶楽部」の経営不振が続きグループ全体の経営が行き詰まった。
335億円と最大の債権を保有するRCCは土井社長ら現経営陣が退陣、新たな保全管理人による経営再建が得策と判断した。
姫路セントラルパーク、MINEサーキット場、セントラルパークゴルフ倶楽部は営業を継続する方針。