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宮崎県、口蹄疫発生の影響で入場者半減のゴルフ場も

ゴルフホットラインニュース
2010年6月25日(金)

今年4月20日に宮崎県の都農町で発生が初めて確認された口蹄疫が県内で広がりをみせており、どの影響で県内ゴルフ場の入場者数が落ち込んでいる。
各ゴルフ場は防疫措置を施すなどで対応しているものの、厳しい状況にある。
入場者数の減少が著しくなったのは、県が5月18日に〝口蹄疫非常事態宣言〟を行なった後で、予約キャンセルなどが相次いだという。
非常事態宣言では、「畜産農家以外の方々にお願いしたいこと」として、
①不要不急の外出は控えること。
②一般車両を含め車で移動する場合は、必ず管内の消毒ポイントで消毒をうけること。
③イベント、大会、集会等は、当面の期間延期すること、やむを得ず開催する場合は出入り口での消毒など貿易措置を徹底すること――などを要望した。
宮崎市のゴルファーが北部にある美々津CC(18H、日向市)に車で向う場合は、口蹄疫発生地帯を縦断するため消毒液を4~5センチほど張った3ヵ所の消毒ポイントを通過しなければならない。
加えて非常事態宣言で、企業がコンペ等を自粛する傾向で、通年は満杯の土・日祝日の入場者数が50%以下にダウンしているという。
また、1例目の発生が確認された児湯郡都農町にある宮崎座論梅GC(18H)は、ゴルフ場へ向う主要道路が通行止めになるなどで、迂回路を経由して来場しなければならない。
同GCは「元々、宮崎市方面からの来場は少なく児湯郡内の方が多いが、それでも入場者数は従来の3分の1ほどになっている」という。
さらに同町のショートコース、宮崎ジー・アイ・エスミニゴルフ場では「これまでには無かったことですが、入場者数がゼロの日もあります」と語っている。
宮崎市の南部にあるゴルフ場も軒並み入場者数が減少しており、やはり宣言の影響が大きいという。
市北部のゴルフ場を含め県内のゴルフ場は、玄関前に消毒マットを置くなどの対策をおこなっているが、「終息宣言を待っている状態。早くその状況になることを願っている」と語っている。
なお、宮崎県のゴルフ場入場者数は、今年5月は前年同月比で7.53%減にとどまったが、6月は2桁台の減少になるとみられる。
=ゴルフ特信 提供=

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