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ゴルフ場運営最大手のアコーディア・ゴルフは12月3日、業界2位のPGMホールディングスが11月16日から実施しているアコーディア株の公開買付(TOB)に反対すると発表した。反対の理由として、①経営統合しない方が収益力が高く、配当も多い②買付価格が低い~などをあげた。これを受けて、PGMが買付継続を発表したため、敵対的TOBとなることが明らかになった。アコーディアは3日、10月時点で1株当たり1600円とした2013年3月期の期末配当を、5500円にすると発表。配当の大幅増額によって株価を買い付け価格よりも引き上げ、TOBを阻止する狙いがある。一方、PGMは「短期的な株主還元ではなく、中長期的な企業価値の向上を達成できる」と意見表明し、株主にTOBに応じるよう求めた。PGMは2013年1月17日を期限に、1株当たり8万1000円で20~50.1%の取得を目指している。