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マルハンンの傘下となった(株)太平洋クラブは5月20日、新生・太平洋クラブ事業戦略を発表した。
新たなブランドの立ち上げ、トーナメント誘致、海外提携などの事業拡大に意欲を示した内容となっている。
事業戦略は・・『top of The top ~日本が世界に誇れるゴルフクラブへ~』を掲げ、マルハングループの経営理念『人生にヨロコビを』と、太平洋クラブのブランドメッセージ&ポリシー『Our Club Our Course』を軸に、世界に誇れるゴルフ&リゾーツを目指す。
双方が培ってきたノウハウを生かした運営・管理を実施し、ブランド&会員権の価値の向上と事業の安定化を実現、3年後の29年3月期には、売上高98億円、来場者数70万人を目指す。
また、太平洋クラブは御殿場コースに代表されるハイクオリティコースを複数所有する共通会員権であることをあらためて示し、今後は埼玉県の江南コース(来年の男子プロ開催地)、兵庫県の六甲コースをブランドコースに育て、来年度からはリゾートコース・軽井沢を高級化するほか白河、御殿場ウエストでリニューアルを実施する。
クオリティの高いコースとサービス実現のため人材面はもちろん設備面も強化、投資額を大幅に上方修正し4年間で43億円を投資する。ショップブランドの立ち上げやホテルブラドのリニューアルの計画もしている。
新規コースの拡充や国内の優良ゴルフ場との提携・買収の検討もあり、会員メリットも高い。
利用可能コースは太平洋クラブが現状15コースから、国内保有の2コースを追加し、海外提携を含め18コース。
アソシエイツは9コースから10コースが利用可能となる予定。
一方で、更正手続きにより会員数が大幅に減少したことから新規会員募集を決定した。
今年7月1日から11月30日までの期間限定で会員権の名義書換を再開し、その後会員募集のため2年間程度名義の書換を停止する。
新規募集の開始は来年中、募集金額は過去の例を参考に決まるようで、総会員数については『17コースとしては最大2万人』としている。