ゴルフ場に設置したAEDが、東西で人命救助に活躍
2007年5月30日(水)
◇よみうりGC(東京)場内で倒れたプレーヤーを蘇生、奥道後GC(愛媛)では、ハウス内で心肺停止の人を◇
AEDの導入に早くから取り組んだ、よみうりGC(18H、東京)では、来場した男性ゴルファー(60歳)が15番ホールに向かう途中で倒れたため、キャディがAEDを設置しているコース売店に無線で連絡。
売店の従業員が持参したAEDを操作するとともに、やはり無線連絡で駆けつけたキャディマスターが人工呼吸をして操作から約2分後に呼吸を取り戻した。
その後は一般病室で治療を受けている。
医師等の奨めで平成16年12月にクラブハウスにAEDを1台設置し、翌17年2月に売店2ヶ所に各1台を設置。
毎年、AEDの使用方法などを含めた救命講習を受けており、今年も2月に稲城消防署で講習をうけたという。
奥道後GC(18H、愛媛)では、男性ゴルファー(66歳)が体調不良を訴え、クラブハウスで意識を失い、心臓が停止。
総支配人と従業員が心臓マッサージをした上でAEDを使用したところ脈拍も呼吸も戻り、救急車で病院に運ばれ、後遺症もなく済んだ。
<AED>
平成16年7月から、資格がなくても操作できるようになった。
一般市民がAEDを使って人命救助したのは、愛媛県内で初めてという。
また、両ゴルフ場とも、人名救助に初めてAEDを使用したとしている。