シルバーウィークの入場者動向
2009年10月2日(金)
大型連休のシルバーウィーク(9月19日~23日までの5連休)が、ゴルフ場に与えた影響を調査したところ、多少の差異はあるものの、特段の影響はなかったようだ。
もっとも、休日が増えたことで入場者増や売上げ増には効果があったといえる。
ゴルフ特信の調査によると山梨、静岡を含む東京近郊の8県で、計21コース。
入場者動向についての調査では、GWや土日との比較でそれより〝良かった〟の回答が6コースで、〝悪かった〟は7コース、〝変わらない〟は8コースだった。
サンプル数が少ないため一概にはいえないが、県別での片寄りはあまりみられなかった。
好調だったのは新東京GC(茨城)の毎日50組以上来場し「記録的だ」と語っている。
また、宿泊施設のあるゴルフ場は好調のようで、アイランドH&R那須(栃木)とNSAJの2コース(栃木)は満室になりNSAJでは「6月の段階で満杯になりキャンセル待ちの状態が続いた」と語っており、入場者も好調だった。なお、高速道路のETC休日特別割引で、都心から遠方のゴルフ場にゴルファーが流れたということはなかったようだ。
5日間の内で、連休初日の19日(土曜日)と最終日の23日で、初日は太平洋沿岸に接近しつつあった台風14号や渋滞予測の影響から、同日のプレーを敬遠したと説明するゴルフ場が多い。
その渋滞だが、各高速道路で発生したが、それによるキャンセルやスタート時間に遅れることはあまりなく、事故渋滞により遅刻するケースがほとんどのようだ。
集計では影響が〝あった〟が7コース、〝変わらない〟が14コースだったが、〝あった〟としたものの、多数のゴルファーが遅刻したというケースは1コースだけ。
企業コンペで8組のゴルファーを乗せたバスが渋滞に巻き込まれて「遅れた」というが、プレー時間を調整してプレーを行ったという。
ちなみに、高速道路では中央道でプレー時間に遅れたゴルファーが多かったようだ。
連休期間のプレー料金の調査では、「原則カレンダー通り」(土・日祝日料金)との回答が15コースで、〝特別料金設定〟が4コース予約の入り具合をみてネット譲などで〝直前割引き〟などを案内したのが2コースとなった。
特別料金を設定した八千代GC(千葉)ゴールデンウィークと同様に前日、平日と土・日祝日祝日の間の料金を設定したが、「予約が好調」とまでにはならなかった。
この他、東宇都宮CC(栃木)、都賀CC(同)、入間CC(埼玉)が通常の土・日祝日より割り引いた特別料金で営業したが、その割引料金の効果はほとんど出ていないという。
=ゴルフ特信 提供=