大林組、デイスター(千葉)の会員制クラブ解散へ
2010年7月15日(木)
大手ゼネコン・(株)大林組(東証一部上場)グループで法人会員制のデイスターゴルフクラブ(27ホール、千葉県長生郡)が、会員制クラブを解散し来年4月からパブリックで運営することに決め、先ごろ会員会社に通知した。
通知は、クラブ(大林剛郎理事長)、同GC経営の睦沢グリーン開発(株)(河田豊幸社長)、同開発の親会社の(株)大林組グループ事業統括室の連盟で出された。
それによると、(株)大林組の支援を受けながら、これまで経営の健全化と効率化に努めてきたが、ゴルフ場間の競争は熾烈化の一途が続いているとし、加えて入会保証金(預託金)の返還を請求する会員も相次ぎ、現在では当初会員数の6割程度に減少しているという。
このような現状から会員制を維持するのは困難として、平成23年3月末日をもって会員制によるゴルフ場運営を終了すると報告。
6月14日開催の理事会の同意を得て、クラブ会則の定めに則り、会員との契約解除の予告をするとこにしたとしている。
入会保証金は会員制営業終了後、速やかに全額返還するという。
また、23年4月1日以後は経営を(株)大林組に移管し、ゴルフ場はパブリック制でオープンする予定とし、その際には法人友の会を新設する予定と案内している。
同友の会は入会金無料で年会費は1口12万6000円、1口につき4名無記名式で平日2千円、土・日祝日4千円割引のプレー料金が適用されるという。
同GCは平成2年11月に開場、今年開場20周年を迎えるのを機に今年2月から本格的にコースの改修、クラブハウスの改修事業にも着手している。
先行して工事を行なっている西コースは9月11日からGPSナビ付き電磁リモコン式乗用カートを全組に導入し営業再開、順次中コース、東コースと行い、来年秋に27ホールでの営業を再開する予定。
ハウスは禁煙ブースの新設、キャディマスター室の拡張などとしている。
プレーは、電動カートとガソリン乗用カートでのキャディ帯同の歩き主体から、電磁誘導タイプへの切替えで将来的にセルフプレー導入を視野に入れているという。
今年7月からは毎週月曜日に定休日セルフデー(乗用カートでのスルー、ビジター7千円)も開始。
来年4月以降は大林組の直営で運営転換することになる。
=ゴルフ特信 提供=