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PSRの子会社、ピーエスアール相武(株)・特別清算開始決定受ける

2012年11月21日(水)
帝国データバンクによると、ピーエスアール相武(株)は、11月1日に東京地裁へ特別清算を申請し、11月2日に特別清算開始決定を受けた。 同社は、1957年9月にゴルフ場経営を目的に設立。当初、創業一族による経営が行われていたが、90年前後にイトマン事件の許永中氏の関連会社に株式を買い占められた後、92年10月にワシ興産(株)に売却され、同社100%出資子会社として小野グループに加わった。その後、2006年3月にはパシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)(10月、特別清算開始決定)が買収し、以降、パシフィックホールディングスグループとなっていた。 63年11月に「相武カントリー倶楽部」(東京都)をオープン。八王子駅から車で20分と都心からのアクセスが良く、丹沢、富士山を遠望する丘陵地の条件を生かした変化のあるコースが顧客の一定のニーズを捉え、2007年12月末時点で会員数は約1600名を獲得。都心からの来場者が多く、2008年11月期には年収入高約9億5200万円を計上していた。 しかし、グループの頂点企業であるパシフィックホールディングスと子会社2社が2009年3月10日に東京地裁へ会社更生法を申請(負債3社合計で約1940億円)。同手続きのなかで親会社であるパシフィックスポーツアンドリゾーツの保有するゴルフ場の売却が進められてきたが、当社においも、新設分割により新設された(株)相武カントリー倶楽部に事業を譲渡し、8月31日開催の株主総会の決議により解散していた。
負債は約140億円(連帯保証債務含む)。