水戸グリーンカントリークラブ会員権ニュース

再生計画の弁済条件を一部改定した。退会会員を含む一般債権者で、分割弁済を選択した方（債権の8％を6回分割弁済）には、第1回弁済を今年の5月末日とし、2回目以降を来年から毎年3月末日支払に変更。

変更前の弁済条件は、(再生計画認可決定確定の日の翌日から4カ月が経過した日以後、最初に到来する3月末日)としていた。同再生計画の認可決定が確定したのが昨年12月11日のため、計画に準じると第1回目の弁済は来年3月末になるが、同社としては速やかに弁済する方針を立て、前倒しで弁済を行うことになった。

債権者集会が9月6日に開かれ、賛成多数で再生計画案が可決し、東京地裁より翌7日認可決定を受けた。

同社の計画案は、退会会員を含む債権者への弁済は弁済率や弁済時期の違う一括弁済と分割弁済の二通りの方式を採用し、債権者が選択できる。

[会員に関する再生条件]
１:退会会員 (一括弁済希望の場合)預託金の85％カット、残り15％を10年後に弁済。

２:退会会員 (分割弁済希望の場合)預託金の92％カット、残り8％を6回6年弁済。

３:継続会員・預託金の85％カット、残り15％を新預託(10年据置)。

計画案によると債権者総数は7340名で、債権総額は126億9812万円余となっている。退会会員を含む債権者への弁済については、弁済率や弁済時期の違う一括弁済と分割弁済の2つの方式を採用し、債権者が選択出来るようにしている。

会員に関する再生条件は、継続会員の預託金は85％をカットし、残り15％を新預託金し据置期間は、「再生計画認可決定確定日の属する月の1日から起算して、10年間」となる(名義変更をした場合は、「名義変更手続き完了日の翌日」から10年間の延長)。

退会会員を含む一般債権者は、一括弁済か分割弁済かを選択。一括弁済を選択した退会会員及び一般債権者へは、債権額の15％を10年後に弁済する。分割弁済を選択した場合は、8％を来年3月末から6回（6年）に分けて弁済するとしている。
一括弁済を選択する退会会員を含む一般債権者が続出し、加えて10年後に新預託金の返還を求める会員が続出した場合、弁済額が多額になり経営を圧迫する恐れもあることから、弁済額に限度(年間3000万円、初年度は8000万円又は税引き後の未処分利益の2分の1のいずれか高い金額)を設けている。

2006/4/10より値下げ実施
改正前 [正会員] 31.5万 → 改正後 [正会員] 21万

水戸グリーンカントリークラブ（茨城県）及び夏泊ゴルフリンクス（青森県）の経営会社であるエビハラスポーツマン(株)は、平成１８年２月１７日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請しました。負債は預託金約120億円を含む約125億7800万円。

負債は預託金約120億円を含む約125億7800万円。