昨年3月中旬から着手している新ハウスの主要施設が完成し、4月8日から新ハウスでの営業を開始している。
新ハウス概観は、アイアンクラブのヘッドをモチーフにしたという斬新なデザインで、新駐車場(新ハウスの内側に現在整備中)から見て右側の1階にフロント、売店、ロッカー、浴室、2階にレストラン、コンペルームを配しているほか、吹き抜けのロビーもある。
設計は(株)丹下都市建築設計、施工は白石建設(株)が担当した。
新駐車場から見て左側の、旧ハウス跡地部分には新ハウスの車寄せを建設中という。
このため、新ハウスの全体完成は9月を予定している。
=ゴルフ特信 提供=
ゴルフ場の料金値下げによる過当競争は、地方の代表ゴルフ場も直撃しており、(株)伊香カントリー倶楽部は先ごろ、平成21年12月期(第52期)の有価証券報告書で、集客営業を強化することを経営課題に挙げ同報告書によると、同期の営業収益は3億5935.5万円で前期比1648.2万円、4.4%の減収となっており、経常損失は4420.9万円で29.3%現、当期純損失は7671.2万円で59.0%現と大幅に減少し、経常利益、当期純利益ともマイナスとなっている。
事業の状況によると、大手企業の業績悪化により、派遣切り等による人員削減や個人所得の伸び悩みなど雇用不安が広まるなど、個人消費を拡大するには大変厳しい状況なっていると報告。
ゴルフ業界においては、来場者獲得を目的とした価格競争等が続くと予測している。
こうした中で、同社ではコース整備を始め、男女浴室・脱衣室のリニューアルなどゴルファー受け入れ体制の充実を図るため、設備改善に努めると同じ二オープンコンペ、レディース&シニアデー、スペシャルデー等の開催、更に閑散日に特別料金日の設定をするなど営業努力をしてきたという。
しかし、上半期の来場者が大幅に減少したことにより、当期中の来場者数は2万5856人で、前期比4.8%の減少であったという。
メンバー比率は25.0%で、前期比6.7%増えた。
また同社報告によるゴルフ場の稼働率は収容能力6万480人(1ヵ月28日稼働として1日180人収容)に対し、21年は42.8%で、前年の44.9%より2.1%の低下となった。
21年の営業日数は20年よりも13日増の333日となっている。
一方、諸費用の削減に努めた結果、営業費用については前期比9.4%減の2億5691.1万円、販売費及び一般管理費は1.6%減の1億3625.4万円となったが、損益面では当期純損失を計上するに至ったとしている。
東武鉄道グループで同鉄道から土地賃借を受け、株主会員制で経営している同社は、平成21年12月期の資産合計が7億1400万円負債合計が2億9674.6万円で、純資産合計は4億1725.4万円と、会員預託金負担も少なく、他のゴルフ場と比較して経営面は安定している。
しかし、平成16年に営業損失を計上して以来、営業損失が続いているとしている。
このため、収益改善策として、プロトーナメント等の誘致やレディース&シニアデーやスペシャルデーなどの誘致を目的とした優待料金日の設定をするとともに、会員へ誘客を依頼するためにバースデー食事券の配布やコンペ幹事等へのセールス、ビジターへのポイントラリーの開催、また群馬・埼玉・東京など関越自動車道沿線の練習場への営業、ポスターの掲示などを実施し、閑散日の来場者増を図っていくという。
=ゴルフ特信 提供=
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