福島県南会津郡南会津町は、経営難にあった会津高原たかつえカントリークラブを運営・経営する第三セクターの会津高原フレンド・カントリークラブ(株)(以下フレンドCC)の個人が所有する株式について額面の2割で買い取り経営支援することを決め、取得費541万円を3月6日に開会した町会議に提案した。
同社は赤字経営が6年間続き累積赤字が3246万円にしたとして、町の管理下で営業するよう要請。
町ではこの要請を受けてフレンドCCの株式の内、個人が保有する541株について1株当たり額面の2割に当たる1万円で買い取ることに決めていた。
これにより、フレンドCCの株式は町がこれまでの200株から541株増えて741株(全体の92.5%)となり、残る60株を第三セクターの会津高原リゾート(株)が所有することになる。
また新年度(今シーズンの営業は4月25日から予定)からは、同CCの運営もフレンドCCから、会津高原・たかつえスキーリゾート&ホテルズ等を運営する会津高原リゾート(株)に委託する方針で、同リゾートの石山隆社長がフレンドCCの社長に就任、ゴルフ場とスキー場、ホテルとも湯田芳博町長もフレンドCCの会長に就任している。
=ゴルフ特信 提供=
運営・経営する第三セクターの会津高原フレンド・カントリークラブ(株)は、町に対して個人が所有する株式を額面の20%で買い取るように要請。
東武鉄道グループが平成5年に会員制でオープンさせたが、その後クラブを解散して営業権を7年に町に譲渡、さらに17年には町にゴルフ場施設を寄与している。
これを受けて、町は同CCをゴルフ愛好者が設立した同社に運営・経営を平成7年から委ね、パブリック制で営業、町は同社に1000万円、町の三セク「会津高原リゾート」が300万円を出資し、三セクとなっている。
町は年間1000万円の管理料を同社に支払い応援してきたが、赤字経営が6年間続き累積赤字は3246万円に達している。
今後も黒字経営が見込めないことから町の管理下で同CCを営業するように要請したもの。
=ゴルフ特信 提供=
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