事件番号は平成20年(ケ)50079号で、月形町字知来乙335の1外の全体面積204.5998ヘクタールの山林、雑種地、建物などの一括売却。
入札期間は3月26日から4月5日までで、開札は4月8日。
売却決定日は4月14日(期間入札がなかったときの先着順の特別売却期間は4月12日から16日まで)。
売却基準価額は1億595万円で、最近売却基準となる買受可能価額8476万円となっている。
平成20年固定資産税は412万4970円。
現状報告書によると、敷地の大半を(株)日本ゴルフサービスが占有、所有会社の代表者は行方不明で連絡が取れない状況という。
平成15年にグループのゴルフ場会社と共に再生法を申請、16年3月に資産保有の基幹会社へ破産宣告が下りた。
18年2月に韓国のイアングループと提携した(株)イアンジーシーが同ゴルフ場を破産管財人から買収、「イアン・コリーナ・デ・ルナゴルフコース」に名称を変更して再出発を目指した。
買受会社は日本各地で韓国との提携ゴルフ場拡大に向けて動いていたが、具体化に至らず、同ゴルフ場からも撤退した。
そこで、運営を受託していた札幌市の会員権業者の関連会社である現運営会社が営業権を譲り受け、昨年4月から元の名称に戻して営業を続け、昨年は雪解けでオープンが遅れたが、1万4千人強の入場者を数えていた。
今年は4月17日のオープンの予定。
=ゴルフ特信 提供=
旧コース名:コリーナ・デ・ルナ・ゴルフコース
新コース名:イアン・コリーナ・デ・ルナ・ゴルフコース
新しい経営者で今期の営業を平成18年4月29日から開始する。
同コースは、旧・小林企業(株)現(株)ケー・ケーグループで平成5年に会員制で開場。しかし、預託金問題等で(株)ザ・クラブ・シェイクスピア・サッポロなどとともに(株)ケー・ケーは平成15年6月に民事再生法を申請、翌16年3月に破産宣告を受けていた。
その後、ゴルフ場の営業は法的申請していない、運営会社で続けてきたが、今年2月に破産管財人と買受人との間で土地・建物の売買契約が成立(売買額は未公表、同じ(株)ケー・ケー保有の会員制ショートコースのコパワールドゴルフ場(10H、札幌市中央区、同スキー場)も3月中に売買契約が成立した。
買収したのは、(株)イアンジーシーで、運営会社の(株)コリーナと(株)コパワールドの全株式も取得して、経営に乗り出す。
李社長によると、ゴルフ場経営を目的に設立した会社としており、「出来るだけ安いプレー料金で会員ににも喜ばれる運営をしたい。韓国、台湾などの海外からのツアー客も誘致し、ゴルフ場経営を軌道に乗せたい」方針で、同様の考えで国内各地でゴルフ場の買収交渉も進めているという。
関連会社に当たる韓国のイアングループは、韓国在住者を対象に日本のゴルフ場が利用できる会員の募集を昨年から開始している。
同コースの今季のプレー料金は乗用カートのセルフで、平日4600円、土日祝日6910円。5月7日まではオープン特別料金とするほか、同日以降の5月の土日は12時40分のスタート10組限定で、ワンカート(4人乗り、1万2600円の料金で営業する。いわば「1組」分の料金で、2人では6700円、3人では4600円、4人では3550円とお得になる。
破綻したゴルフ場だが、旧会員は年会費を納めれば登録料無料で会員権利を継続できる。来年には会員証券も発行する予定。
なお、(株)ケー・ケーが保有していたクラブ・シェイクスピア・サッポロGコース(18H、北海道石狩市、今年2月にA・Cホールディングスが買収している。
=ゴルフ特信=
(株)ケー・ケーと(株)ザ・クラブ・シェイクスピア・サッポロ、北央観光開発(株)の3社は、平成15年6月10日に札幌地裁へ民事再生法を申請し、同日、同地裁より保全命令を受けた。
関連ゴルフ場
●(株)ケー・ケー
クラブ・シェイクスピアサッポロゴルフコース(石狩市)
コリーナ・デ・ルナ・ゴルフコース(樺戸郡月形町)
コバワールドゴルフ場(札幌市中央区)
●(株)ザ・クラブ・シェイクスピア・サッポロ
クラブ・シェイクスピアサッポロゴルフコースの運営
●北央観光開発(株)
コリーナ・デ・ルナ・ゴルフコースの運営
コバワールドゴルフ場の運営
負債は、2003年3月時点で(株)ケー・ケーが約264億円(うち保証債務約31億円)、(株)ザ・クラブ・シェイクスピア・サッポロが約87億円(うち預託金約74億円)、北央観光開発(株)が約68億円(うち預託金約53億円)となり、3社合計で約419億円。
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