札幌地裁は、札幌セントラルゴルフクラブの競売で、最高価額1億6318万円を提示した名古屋市の不動産会社に12月12日売却許可決定を出した。
競売は11月22日~30日が入札期間で、12月5日に開札され、売却基準価額は1億198万円だったが、4社が入札していた。
落札した不動産会社は和澄産業(株)系列の「(株)あんりつ」。
関連会社で人材派遣業の(株)ワークジャパン(和澄明雄社長)がワークジャパンGC国見C(18ホール、旧・白鳥CC、福島県)を経営しており、ゴルフ場経営を拡大する方針から落札したという。
今後、冬季クローズ明けの来春から営業再開を目指す考えで、コース管理等は専門業者に委託することも検討しているという。
12年末に(株)東京殖産倶楽部が破産管財人から施設を買収して運営を継承(旧会員は1代限りの終身会員に)することとなったが、運営資金が乏しい状況が続き、17年5月からは会員で印刷業を営む札幌の会社が運営を受託し、現名称で営業していた。
旧会員は700~800名程度とみられるが、あんりつ側では競売後まだ間もないため、これら旧会員の処遇は未定としている。
=ゴルフ特信 提供=
札幌地裁で競売公示された。
事件番号は「平成18年(ケ)554号」で、「札幌市清田区有明368」の土地面積97万3542.51平方メートル、昭和52年築の建設3棟(RC造りのクラブハウスに当たる1棟は1212・88平方メートル他)、その他「占有者あり、件外建築あり等」が対象。
売却基準価額は1億198万円。
入札期間は11月22日~11月30日。
開札は12月5日で、同11日に売却先が決定する予定。
決定しない場合の特別売却期間は12月6日~12月20日。
昭和52年開場の同GCは経営会社の道央産業(株)が平成11年3月に破産し、一時閉鎖の危機に陥った。
しかし、継承先が決定するまでとして「札幌有明GC」の名称に変更し、破産申立を行った会員達で自主運営を続けた。
12年末に(株)東京殖産倶楽部が施設を買収して運営を継承することとなったが、17年5月からは会員で印刷業を営む札幌の会社が運営を受託して営業をしていた。
=ゴルフ特信 提供=
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