シャムロック興業(株)は預託金の返還対策もあり、昨年5月から預託金会員に対し「預託金の永久債化」を要請してきたが、これまでに80%を超える会員から同意を得たとしている。
同CCは10年前の平成11年にも、預託金の返還問題が発生。
当時はオーナーとその一族が所有していた株式を会員有志46名に有償で譲渡した上で、理事会で据置期間の10年延長と株主会員制への移行を決め、株主会員へ移行することを希望した会員に対しては、預託金と相殺する形で100万円の株式を手数料なして無償で提供してきた。
ほとんどの会員が措置延長に応じたが、株式への転換を希望する会員は少なく現段階で株主会員は約270名、預託金会員は約1400名となっている。
その、預託金会員の10年延長後の据置期間が今年5月に満了。
このため、事前の昨年5月に会員預託金の返還時期を会社が解散する時などとして、預託金を永久債化することを会員に案内していた。
同CCの預託金総額は約13億円で、1口当たりの預託金額は650万円だが口数が少なく、ほとんどは60万円、70万円。
北海道内の会員が多く、会員は同CCの提案に理解を示しているようだ。
なお、昨年の入場者数は約3万2000人。
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