(株)ニセコリゾート[大久保グループ]の債権者集会が平成16年10月13日に開かれ、賛成多数で自主再建型の再生計画案が可決し、東京地裁から即日認可決定を受けた。決議結果は、出席債権者数470名の内90.0%に当たる423名の賛成、議決権総額では87.6%の賛成で、可決要件を満たした。
再生計画案によると、当初はゴルフ場の収益をもって分割弁済を予定していたが、「事務手続き、振込手数料が過大な負担となる」ことが判明したため、(株)風水都市建築から弁済資金を借り入れて、一括弁済することになったとしている。
また、現在はファイブ・グリーン(株)と「ゴルフ場施設賃貸借契約」を交わし、ゴルフ場の運営を委託しているが、平成17年3月期終了時点で契約を解除して、自主運営に切り替えるとしている。
会員に関する再生条件は、再生計画認可決定確定の日の翌日から2ヶ月以内に”会員としての地位を保持する旨の回答を行わなかった”会員と、”年会費滞納分を支払わなかった会員は「退会会員」とし、預託金の1%を確定日の翌日から4ヶ月以内に一括して支払うとしている。
一方、会員の資格を保持すると回答した会員は「継続会員」(年会費完納が条件)とし、預託金はゼロながら譲渡可(プレー会員権)のプレー権を取得できる。
計画案は会員外の一般債権(3名、7473万円余)や別除権付債権の弁済方法のついても定めている。
=ゴルフ特信=
(株)ニセコゴルフリゾートは平成16年6月1日、東京地裁に民事再生手続開始を申し立てた。
負債は約37億円。
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