東証一部上場のリゾートソリューション(株)は、今年度の業績予想を上方修正すると共に、新たに北海道と三重県の各パブリックコースを売却したことを明らかにした。
売却したのは、北海道白老ゴルフリゾート(旧・ミサワ北海道GR、18H、北海道白老郡白老町)と鳥羽カントリークラブ(18H、三重県鳥羽市)。
白老は、平成2年にミサワグループ入りし、7年に北海道ゴルフリゾートにコース名を変更、17年には会社分割を経てゴルフ場再生ファンドのジャパンゴルフプロジェクト(三菱UFJ証券が中心組成、同社も出資、以下JGPと略)の傘下となり、18年3月(実質的に4月)からは同社が所有し現名称に変更していた。
そして今年6月に、臨床検査等を行う(株)臨床検査センターのグループに経営の北海道ゴルフリゾート(株)(岸本社長)の株式を売却、同リゾートの経営は7月から新体制となり、同ソリューションは運営からも退いた。
また、昭和50年に開場した鳥羽CCは、今年1月末に経営の中部伊勢志摩開発(株)を名鉄グループから同ソリューションが買収したが、今年9月に同ゴルフ場会社を先のJGPに売却したという。
同ソリューションは、既に昨年から「投資再生ビジネス」として、取得したゴルフ場・ホテルの”再生バリューアップ”事業に取り組んでおり、昨年2月に名鉄グループから買収した豊田PG場(18H、愛知県)は昨年夏頃JGPに。
また再生計画可決でスポンサーとなった東雲GC(18H、栃木県)を経営する(株)東雲スポーツセンターは同社が三井不動産等と組成した別のファンドに今年4月に売却している。
これで、10月現在で同社が資産を保有するゴルフ場は10ヶ所(静岡の大熱海国際GCは1ヶ所でカウント)となった。もっとも同社が参加したそれぞれのファンドは、同社がゴルフ場運営を担当しており、アウトソーシングの一環として今後も同様の資産移管が予定されている。
なお、同社が10月11日付けで発表した平成19年3月期の業績予想は、連結業績で売上高が10億円増(中間期で6億円増)の22億円、当期純利益が3億円増(2.4億円増)の10.5億円の予想。
中間業績(18年4月~9月末)で、ゴルフ場・ホテルの運営事業や福利厚生事業のアウトソーシング事業が好調に推移した上、今回の2ゴルフ場を売却したことで、それぞれ業績が予想を上円見込みとしている。
=ゴルフ特信=
2005/1/4より名義書換停止
民事再生法申請により名簿整理の為
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