コース、クラブハウス等を競売で落札した、旧会員の関連企業が「大崎ゴルフ倶楽部三本木コース」(27ホール、宮城県大崎市)の新名称で3月10日に同ゴルフ場をオープンする。
同ゴルフ場は運営会社の撤退で平成19年末に閉鎖危機に陥り、20年春からは(株)三本木ゴルフクラブが所有会社からゴルフ場資産を借り受け、三本木GCの名称で運営していた。
しかし、コース、クラブハウス等が仙台地裁で競売に付されたため、19年末の閉鎖危機の際も資金面で協力していた地元会員有志側でゴルフ場が昨年12月に約1億9千万円で同ゴルフ場を落札した。
ゴルフ場の運営は、従来からのクラブ理事長の伊東市男氏(大崎氏の伊東内科医院長)を中心に地元医師達が出資し設立した(株)大崎ゴルフ倶楽部佐藤智雄社長、本社=コース)があたる。
冬季クローズ期間を利用して、クラブハウスの点検や浴室の改修、コース売店の改修を行っており、引き続きカート路の改修等も行う。
運営会社では「(大崎の名称が付いた)地元のゴルフ場として市民に広く利用してもらいたい」と話している。
また出資会員以外に今年度は年次会員(年会費1万8千円)を募り、倶楽部競技も従来通り実施する方針で、このほど旧・ザ・仙台G&CCに在籍していた会員約5千名に、年次会員の案内も送付した。
プレー料金(乗用カートのセルフ)は、4月30日までがオープン記念として会員5000円以降の通常料金は会員5500円、土・日祝日7000円、5月以降の通常料金は会員5500円、ビジターは平日6800円、土・日祝日1万円を予定している。
なお、地元の医師達が運営の中心となっていることもあり、地元病院と連携した健康運動指導、血圧測定など〝健康とゴルフ〟をテーマとした運営も志向している。
=ゴルフ特信 提供=
コース、クラブハウス等が仙台地裁で競売に付されていた三本木ゴルフクラブ(旧ザ・仙台G&CC)を、会員の関連企業が落札したことがわかった。
競売手続きは入札期間11月4日~11日で開札が18日、売却決定日24日、確定日が12月2日となっていた。
関係者によると、落札金額は売却基準価額の1億8760万円を若干上回る約1億9千万円だった模様。
同ゴルフ場の競売には韓国資本等も興味を示していたが、最終的に入札したのは1社だけだったという。
同ゴルフ場を落札したのは同クラブキャプテンの徳永正夫氏(大崎市の徳永整形外科病院長)の関連会社。
今後、関連動産の引受けや落札代金の払込みを行い、来年1月中旬までに出資に応じた地元会員中心の医師達(15人)で運営委員会を構成し、ゴルフ場の運営体制を確立したい考え。
コースは冬季クローズで1月10日~3月15日まで閉鎖するが、その間に土地登記を行い、従業員も原則継承して運営したい意向だ。
会員のプレー権については、年会費納付を条件に保証する考えという。
そこで地元会員の有志で「ゴルフ場を守る会」を結成。
同有志から1000万円近い運営資金の寄付を受け、新たな運営会社である(株)三本木ゴルフクラブを設置して、東洋観光開発(株)からゴルフ場を借り受け、電気、水道、電話、その他すべて止まっていたコースを復旧させ、昨年4月から営業を再開していた。
今年の3月末の決算では会員からの寄付金も返金でき、順調だったという。
しかし、同ゴルフ場は平成16年8月に競売開始決定が出て、初回の15億円から度々競売(入札者はなし)されてきた経緯があり、今回の競売では売却価額も安くなったことで、会員でもある医師達でゴルフ場を取得しようと地元医師達に協力を呼びかけていたという。
呼びかけ人でもある同クラブの伊東市男理事長(大崎市の伊東内科医院長)は「以前の経営にはダーティなイメージがあった。今後はドクターが運営するゴルフ場として健康運動指導、血圧測定、プレー中のホルター心電図(24間心電図)測定など〝健康とゴルフ〟をテーマにクリーンな運営を行いたい」と話している。
=ゴルフ特信 提供=
昨年4月から会員たちの結束により、ゴルフ場所有会社から施設を借り受け運営している三本木ゴルフクラブ(旧ザ・仙台G&CC、27ホール)のコース、クラブハウス等が仙台地裁で競売広告されたことがわかった。
事件番号は平成18年(ケ)第587号で、昭和50年7月開場の27ホールのコースと2階建てのクラブハウス(平成元年8月築、延床面積約2768平方メートル)等が対象。
入札期間は11月4日~11日、開札は18日、売却決定日は24日。
売却基準価額は1億8760万円となっている。
前身のザ・仙台G&CCは赤字が続き昨年春に電気が止められるなど営業停止の危機にあった。
そこで同4月に理事長を中心とした会員有志が運営会社として(株)三本木ゴルフクラブ(五島康和代表取締役)を設立し、同ゴルフ場所有の東洋観光(株)から施設を賃借し自主運営をしてきた。
すでに同ゴルフ場は過去に度々競売にかけられており、会員達はゴルフ場用地が競売になるのを了解の上でプレー権継続のため、営業していた。
今回の競売では初回の15億円から大幅に下がり、外資系企業などの入札も見込まれるなど次期経営者が決まる様相となってきた。
こうした中、理事長をはじめ会員の有力者の多くは病院経営者で、地元の医師達の協力でゴルフ場を競落できないかと、模索する動きも出ている。
=ゴルフ特信 提供=
営業停止の危機を、伊東市男理事長を中心とした会員の努力で、4月26日からゴルフ場名を「三本木ゴルフクラブ」に変えて営業を再開する(4月24日時点)ことがわかった。
1月9日まで運営していたザ・仙台ゴルフアンドカントリークラブ(株)が撤退し、電話が不通となり、今季の営業が不透明な状況にあった。
その後も不通状態が続いていたが、4月21日に電話が開通し、ゴルフ特信の取材によると「26日から営業を再開する」と説明した。
会員有志が〝守る会〟を立ち上げ、同ゴルフ場を所有している東洋観光開発(株)と折衝した結果、自主的な営業が可能となったという。
そこで、会員有志は運営会社として(株)三本木ゴルフクラブ(本社=コース、資本金200万円)を設立し、代表取締役に昭和55年から同ゴルフ場に勤めプロゴルファーでもある五島康和氏を選任した。
保健所の手続きもあり当面は水が使えない関係で、風呂やレストランは使用出来ない。
また、食事は出前の弁当になるという。
ちなみに同ゴルフ場は過去2回競売にかけられるなど、競売の手続きが進んでいるが、落札者はいなかった。
プレースタイルは、これまでのキャディ付きとセルフの併用から原則セルフに変更、プレー料金はビジターが平日7200円(利用税等含み食事別)、土・日祝日1万500円。
従来からの会員(正平含め3000名弱在籍)は金曜日6500円だが、守る会に30万円以上を出資した会員は、さらに安い料金でプレーできるという。
=ゴルフ特信 提供=
電話の普通状態が続いており、今季の営業が不透明な状況にあることがわかった。
地元の業界関係者によると、降雪もあり昨年12月初旬にクローズして以来、営業を休止しているという。
度々競売にかけられ、昨年の競売では7億円で買い意欲を見せていたファンド会社もあったといわれているが、施設が老朽化した上、かつて暴力団関係者との取引が指摘されたこともあり、競売に参加した事業はなかった模様だ。
所有会社は東洋観光開発(株)で、同開発の母体が昭和62年末にホテル経営などを行っていた振興開発(株)に変更となった。
振興開発は同ゴルフ場の用地・施設を担保に62年末から金融機関に資金を借り入れたが。平成4年末に2度の不渡りを出すなどで、債権が整理回収機構等に移り、平成16年8月に仙台地裁古川支部で競売開始決定(債権者ケージーアイ・オー・リミテッド)が出ていた。
営業については、10年以上前から別会社が賃貸する形で行っていた模様だが、運営していた会社も営業で収益を上げるのが厳しいことなどから、すでに事実上の撤退を決めていたとも伝えられている。
今後については、残った従業員での営業再開も検討している模様だが、支援先がなければ難しいとの観測もある。
=ゴルフ特信 提供=
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