大久保グループ傘下の久慈川CCの経営会社国際グリーン(株)、新水戸CCの経営会社国武(株)、仙台グリーンGCの経営会社仙台藤屋産業(株)の民事再生計画案が債権者集会での可決により、11日、東京地裁から認可決定を受けた。
これにより、上記3社は大証二部上場のシグマ・ゲイン(株)をスポンサーに再建をはかることとなった。
退会会員への預託金返還は99%カット後の1%を10年均等で支払い、継続会員は同じく99%カット後の1%を新預託金とする。
大久保グループ傘下の久慈川CC(茨城)経営の国際グリーン(株)と新水戸CC(茨城)経営の国武(株)、仙台グリーンGC(宮城)経営の仙台富士屋産業(株)の3社は、再生計画案を会員等の債権者に配布した。
再建方法は3社とも現在の資本金を100%減額した上で、増資を引き受けたスポンサーから役員の派遣、運転・善最近の有志等の支援を受けて行う。
会員に関する再生条件 (3社とも)
①退会会員 : 99%カット、1%を平成19年から10年均等支払。
②継続会員 : 99%カット、1%が新預託(10年据置)となる。
ちなみに、久慈川CCと新水戸CCには抵当権が設定されており、別除権者とは「別除権協定を締結する予定」であることや、そしょうも抱えていることを報告している。
3社の計画案の決議は、10月3日締切の書面投票と10月11日の債権者集会との併用で行われる。
下記3ゴルフ場の賃貸・管理会社は、平成17年10月14日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請しました。
大久保グループ
○久慈川カントリークラブ(茨城県) 国際グリーン(株)
負債約260億円(預託金約140億円含む)会員数 2000名強
○新水戸カントリークラブ(茨城県) 国武(株)
負債約160億円(約120億円)会員数 1万名超
○仙台グリーンゴルフクラブ(宮城県) 仙台藤屋産業(株)
負債約80億円(約80億円)会員数 7000名
3社合計・負債約500億円(預託金約240億円)会員数約2万名
大久保グループは、昭和47年に新水戸CCを開場させてゴルフ場経営に参入。現在は5コースを経営しているが、一時は会社更生手続中の東京国際グループの株式を取得し、計7コースを傘下に収めていた。今回申請した3コース以外のゴルフ場はニセコG&R(北海道)・軽井沢900CC(長野)だが
再建方法については、自主再建の方針としているが、スポンサーの支援を受けての再建も検討しているよう。
2005/10/17より名義書換停止
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