同コースは、平成30年7月の西日本豪雨で被災してから休場していましたが、この度、ゴルフ場の生命線である水源を絶たれ営業を断念、止む無く閉場することになりました。
昨年3月に一庫総合開発(株)が経営する一庫レイクサイドCC(18ホール、兵庫県)、ときわ台CC(18ホール、兵庫県)の2コースの運営を受託したチェリーゴルフグループ(大阪府摂津市)はこのほど事実上2コースを傘下に収め、3月1日付けで2コースの名称を〝チェーリーゴルフ〟の冠をつけた名称に変更し、登録済みの会員にはプレー会員権への移行を進めている。
両会員向けの通知によると、「一庫総合開発(株)は経営破綻をきたしており、預託金の返還に応じられないことはもとより、ゴルフ場を維持していく資金も確保出来ない結果、会員のプレー権すら確保が出来ない状態にあった」と説明、同開発所有の土地が債権者に所有権移転したことから、同開発はゴルフ場資産を失ったという。
チェリーゴルフグループは昨年3月に同開発と土地の賃借契約を結び運営受託していたところで今回の事態に当たり、新たに土地所有権者と賃借契約を結び、営業を続けているとしている。
ときわ台、及び一庫レイクサイド両ゴルフ場の運営並びに、会員に対するサービス業務の一切はチェリーゴルフグループが設立した「(株)チェリーゴルフ一庫」(永澤隆志代表)及び「(株)チェリーゴルフときわ台」(同)がそれぞれ受託、コース名称も「チェリーゴルフ一庫コース」、「チェリーゴルフときわ台コース」に変更した。
両コースに登録している会員は計8100名としており、旧経営会社が発行したこれら会員の預託金は継承しないが、チェリーゴルフグループではプレー権を補償するにあたり救済措置として、年会費(2万5200円)を納入した会員に対して、入会金無料、無額面で譲渡可のプレー会員権を発行するとしている。
また、2コース共通会員については、どちらか1コースを選択した上で再入会する形となる。
=ゴルフ特信 提供=
一庫レイクサイドCCと、ときわ台CCの2コースを経営する一庫総合開発(株)は3月1日付けで、チェリーゴルフグループに経営支援を受け、ゴルフ場の運営を委託したことを会員に通知した。
委託先は8コースを経営するチェリーゴルフグループの(株)チェリーゴルフマネジメント。
来場者の減少に伴う収入減で、コースの保守管理や施設の老朽化に対する改修もままならないことから運営を委託するに至ったと説明。
今後はチェリーゴルフグループに経営及び運営指導を仰ぎ、会員の満足できるコースに生まれ変わるよう、コースの改良工事やスタッフの意識改革に努めたい所存としている。
運営委託に伴い、一庫総合開発では人事の変更を行っている。
佐渡進三代表取締役が顧問に就任し、公認の代表取締役にチェリーゴルフグループから三輪次郎氏が就任するなど、経営面も刷新した。
社名についても新たに「一庫開発(株)」に変更。
なお、今回の運営委託でも会員のプレー権利に変更はないとしている。
=ゴルフ特信 提供=
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