東京急行電鉄(株)は先ごろ、平成2年開場のストークヒルゴルフクラブを今年5月末をもって、他企業へ営業譲渡し、同ゴルフ場事業から撤退することを決めた。
譲渡先は、市川造園土木グループの(株)ロイヤルヴィレッジゴルフ倶楽部で、譲渡代金については今のところ明らかにしていない。
営業譲渡については「ゴルフ場市況が悪化の一途を辿る中(ストークヒルGCでは)会員権制度の変更や各種営業施策の実施あど営業努力を続け、人件費をはじめとする経費削減に努めてきたが、開場以来黒字転換は一度もなく今日に至っており、会員数も年々減少を続けている」と説明し、この状況を踏まえ今回の措置に至ったとしている。
なお、今年3月末までの現会員数は472名(法人、個人はほぼ半数)。昨年の来場者実績は約3万9000人だとしている。
営業譲渡により、同GCの会員については、同じ兵庫県内にある東急系列のグランドオークゴルフクラブ(18H、加東郡東条町)への移行を要請している。ストークヒルGCの会員権額面は、1800、2250、2520万円と現在募集中の720万円(募集金額800万円)の4種類がある。
一方、グランドオークGCの会員権額面は1800万円1種類に統一されており、移行の際には額面の差額は返還され、特典として記名者以外に1名のゲストメンバー(平日はメンバー料金、土・日祝日はメンバー並み料金で利用できる)を登録することが出来るという。
また、額面720万円の会員については、そのまま正会員としていこう出来るが、1800万円との差額1080万円を追加してゲストメンバーの特典を受けることも可能としている。なお、以降をせずに退会する場合は全額返還される。
移行後の会員権は、従来通り東急電鉄の発行する預託金となり、据置期間はない。そのため、移行後も返還請求があればいつでも返還されることになるという。
なお、ストークヒルGCの従業員については、5月末でいったん解雇となるが、希望があれば新体制での再雇用も可能としている。
=ゴルフ特信=
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