(株)アコーディア・ゴルフは会員向け会報誌「アコーディア」今年秋号で、「アコーディア・ゴルフのコース管理を徹底分析」と題した4頁の特集を組み、どのコースでも上質のコンディションを提供するというアコーディア流のコース管理方法の一端をイラストや写真入りで紹介しており、興味深い内容となっている。
管理方法については、「グリーン」は適度な硬さとスムーズな転がりを確保するため3.5~4.0ミリに毎朝カットし、芝目が出ないように毎日異なる方向からカットしている(ちなみにトーナメントでは3ミリ前後にカット)と紹介。
「フェアウェイ」は、スタンス&ショットを安定させるため、週3回10~18ミリにカット、「ラフ」は週2回、25~35ミリにカットし、ボールをラフに打ち込んでも、そのボールが遠くからでも見えるのが〝アコーディア流〟としている。
また丁寧に刈り込んだり、まめにエアレーションをすることで芝の密度が高く、芝も強くなり、フェアウェイへのカート乗り入れも可能になるとしている。
「ティグランド」では8~15ミリでティアップしなくても打てるように芝が立っているのが理想で、芝目を出さないように注意しながら週3回カットしてるという。
同社では管理方法を統一し、全国すべてのゴルフ場で等しい品質のコースを提供するため、緻密かつ膨大な〝門外不出の〟マニュアル本があり、すべてのコースが〝イコールコンディション〟を保つようこだわりをもっているという。
このため、コースマネージャー(グリーンキーパー)は、芝が病気や害虫にやられていないが観察用スコープを使ってチェックしたり、「ソイルサンプラー」を使って月1回、夏の猛暑等の時は週1回、グリーンの芝の根の状況確認を行っているとも紹介している。
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