太陽光発電モジュール等を製造する環境メーカーの社長がゴルフ場の経営権を取得したセントラルパークゴルフ倶楽部(18ホール、山口県美弥市)では、同ゴルフ場を〝太陽光発電の実験場〟として活用するプランを始動した。
このメーカーは、同じ山口県下の長州産業(株)(山口県山陽小野田市)。
同ゴルフ場を経営する(株)スリー・アローは、平成15年に民事再生手続中だったセントラルパーク山口(株)と施設保有会社・土井不動産(株)(兵庫県尼崎市)から、ゴルフ場の営業譲渡を受け経営していたが、同産業の岡本要社長が昨年8月に経営権を取得して、代表取締役に就任したもの。
昨年11月からはレストラン部門を直営体勢に変更、地元の農家から仕入れた食材を使うなどでメニューなども一新した。
そして、今後はクラブハウスの屋根にソーラーパネルを設置し、ゴルフ場での電気を賄う計画の他、ゴルフ場経営で課題となっている光熱費のウェイトを下げるため様々な実験を行い、同ゴルフ場をモデルコースとして、全国のゴルフ場に提案したい考えという。
=ゴルフ特信 提供=
セントラルパーク(株)、と関係会社の土井不動産(株)、セントラルパーク山口(株)の3社は、平成14年7月31日、債権者である(株)整理回収機構(RCC)から神戸地裁尼崎支部へ民事再生法を申し立てられ、8月5日に保全命令を受けた。
負債はセントラルパークが約43億円、土井不動産が約160億円、セントラルパーク山口が約132億円で3社合計では約335億円。
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