旧コース名:満濃ゴルフ倶楽部
新コース名:満濃ヒルズカントリークラブ
満濃ゴルフ倶楽部は、老舗百貨店・(株)三越グループから、造船業界大手の今治造船(株)グループ入りすることがこのほど分かった。
また、クラブは一度解散した上で、新クラブを発足させることから、会員に対して新クラブに入会するか、退会するか等を含めて案内した。
同GCを経営しているのは、三越の100%子会社・(株)三越不動産だが、会社分割で新設される満濃ヒルズ(株)に同GCの施設及びゴルフ場事業の権利義務を承継させる計画になっている。その新会社の株式を今治造船グループに来年1月4日に譲渡し、クラブ名も「満濃ヒルズカントリークラブ」に変更する予定。
同GCは大成建設が事業主体となり建設していたゴルフ場を、三越グループが平成8年7月末に推定20~130億円で買収し、翌8月から会員募集を開始して、同年10月に会員制でオープンさせた。
会員募集は正会員を880万円(預託金750万円=入会後10年据置、以下同)、家族会員(本人+家族の2名記名)と特別法人会員(2名記名)を1300万円(1150万円)で実施した。(平成13年の会員口数は712口だったが、現在は未公開)。
この預託金の据置期間が今年10月4日に満了しており、この預託金問題もあり経営交代することになったようだ。
会員に対しては
①預託金の全額返還を受けて退会
②新経営会社に新預託金(個人正会員の場合200万円)を預け、旧預託金との差額(同550万円)の返還を受ける。その届出期間は10月末までで、11月には預託金を返還するとしている。
バブル崩壊以降、四国地区のゴルフ場の経営交代は法的整理で預託金がカットされ続けただけに、同GC会員は胸をなで下ろしているという。
なお、今治造船グループのゴルフ場は、満濃GCを含め4コースとなる。
=ゴルフ特信=
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