2009/10/21 10月14日に再生計画案認可
(株)日光霧降カントリークラブ(村上恒雄社長、本社=コース)の再生計画案に対し、東京地裁が10月14日付けで認可決定を下した。
同日、債権者集会が開かれ、出席債権者数は602名のうち78.2%に当たる471名が賛成、議決権額に占める賛成の割合も72.1%となり、再生法の可決要件を満たした。
同社の再生計画案は、会員制リゾートクラブ経営の(株)コーユーコーポレーション(村上社長、東京都渋谷区)から弁済資金及び当面の運転資金の援助を受け、営業収益を改善する自主再建型。
平成16年頃から会員に提案していた株主会員制への転換を図り、預託金償還問題の解消を図る。
弁済条件は一般債権者と退会会員に対しては、認可決定確定日から3ヵ月経過した日に0.8%を一括弁済する。
継続会員は、0.8%の預託金返還請求権相当額と引き換えに、株主会員制・日光霧降カントリークラブの株主となり、プレー権は従来通り確保される。
=ゴルフ特信 提供=
2009/09/14 株主会員転換の再生計画案配布
今年5月15比に民事再生法の適用を申請した、(株)日光霧降カントリークラブがこのほど再生計画案をまとめ、会員など債権者に配布した。
計画案は、同CCの開発時の経営母体(なお平成14年の会社分割により(株)日光霧降カントリークラブが同CCのゴルフ場事業の一切を承継)で、大口債権者でもある(株)コーユーコーポレーション(村上社長、東京都渋谷区、以下コーユーコーポ)から弁済資金及び当面の運転資金の援助を受け、営業収益を改善する自主再建型。
弁済条件は、一般債権者と退会会員(認可決定確定日から1ヵ月以内に退会を届け出た者)に対しては、債権額の99.2%の免除を受け、配当日(認可決定確定日から3ヵ月経過した日)に0.8%を一括弁済。
株主会員になることを希望する継続会員(認可決定確定日から1ヵ月以内に入会意思表示をした者、ないし、既に入会意思表示済みの者)については、一般債権者同様の弁済率にあたる0.8%の預託金返還請求相当額と引き換えに、株主会員制・日光霧降カントリークラブの株主会員ととなり、プレー権は従来通り確保される。
この株主会員については、正会員権1口につき2株、平日会員権1口につき1株交付される。
なお、入会の意思表示が確認された時点で、従前の預託金会員としての資格を失う。
確定した再生債権は、債権者総数が728名(内議決権総額103億3786万円余)となっている。
同計画案は、10月14日開催の債権者集会で決議される。
=ゴルフ特信 提供=
2009/05/18 民事再生手続き開始申請のお知らせ
(株)日光霧降カントリークラブが5月15日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日同地裁から保全命令を受けた。
同ゴルフ場は、日光市の霧降高原近くの丘陵地に18ホールのゴルフ場を造る計画で、リゾート法の指定もあり平成2年7月に開発許認可を取得。コース設計監修は中島常幸プロが担当し、平成6年5月に会員制でオープンした。
当時、同ゴルフ場と近接したホテルジャパン日光など、各地にリゾートホテルを展開する会員制リゾートクラブのジャパントータルクラブを経営する㈱コーユーコーポレーション(東京都新宿区)で、同リゾートクラブの会員等を対象に会員募集を行った。
その後、会社分割の形で平成14年に㈱日光霧降カントリークラブがゴルフ場事業を承継。
ゴルフ場会員の他にリゾートクラブ会員の利用も受け入れていたが、年々入場者数が減少、直近の売上高は年会費を含めても1億円を割るなど落ち込んでいた。
一方で、会員の預託金問題を解決するために平成16年頃から会員には株主会員への転換を提案、これまでに会員の9割の同意を得られたが、今年5月21日に当初の会員の預託金償還時期が到来するところから、株主会員制への転換を確実にするため、民事再生法で再建を目指すことにしたという。
負債は約115億3399万円。
うち会員の預託金が110億円強と大半を占めている。
=ゴルフ特信 提供=
2009/05/15 民事再生手続き開始申請のお知らせ
(株)日光霧降カントリークラブが5月15日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日同地裁から保全命令を受けた。
負債は約115億3399万円。