2012/03/26 第三者申立てで破産手続き開始に
同倶楽部を経営する滝本産業(株)は、第三者から破産を申立てられ、3月16日に鳥取地裁米子支部から破産手続きの開始決定を受けた。ちなみに、同倶楽部は会員制となっているが預託金はゼロで会員は債権者となっていない。
2007/08/27 ログハウス利用券付きの会員募集
ログハウスの利用権付きゴルフ会員権の販売を7月から開始。
募集金額は入会金21万円で、定員は300口。
21万円の内訳は登録料と初年度の年会費(2万5000円)で、消費税込みとなっており、預託金はゼロだが名義書換えもできる(書換料10万円)としている。
入会者は、正会員の権利の他に、進入路からクラブハウスにむかって右側に点在する40棟のログハウス(ログハウス・アスカ=1棟の定員2名ないし4名)を会員価格で利用できる。
登録すれば、会員の家族も会員価格でログハウスを利用できる(無料で家族カードを発行)。
募集窓口は同CCの他に、大阪などでは代理店を利用して販売を行っている。
ちなみに、同CCは競売にかかり、ファッションホテル経営の滝本産業(株)が一昨年7月に落札。
翌年の18年4月から同社が経営・運営を行っている。
同社は、旧会員の救済措置として入会手数料1万円で、正会員の資格(プレー会員権)を付与した。
旧会員の役1割に当たる200名が、この措置で入会した。
これら移籍した会員も今年7月から、会員価格でログハウスを利用できるようにしたとしている。
=ゴルフ特信=
2006/10/02 無額面のプレー権を発行
会員の処遇や今後の展望について会員に通知。
会員の処遇については、預託金は引き継がないが、無額面のプレー会員権(譲渡可)を旧会員権1枚に対し、1口発行するとしている。入会手数料は1万円で、今回から新たに年会費(2万5000円)を収める必要がある。なお、受付期限は11月31日までとなっている。
また、会員通知では今後の展開について触れており
①ゴルフ連盟に加入し、公式HC取得を可能にする
②クラブ競技の開催
③最新悦ののカート導入などコースメンテナンスの強化
④クラブハウスのリフォーム等について今後進めていく考え。
=ゴルフ特信=
2006/03/26 4月から新体制で営業開始
平成18年4月1日に経営交代となり、新体制のもとで営業を行っている。同ゴルフ場の施設を取得したのは、滝本産業(株)で、昨年7月に岡山地裁津山支部で行われた、同ゴルフ場の競売手続きで取得した。
同ゴルフ場の競売の入札期間は7月7日から14日、開札は7月21日、売却決定は7月27日、売却基準価額は3億4587万6000円、買受可能価額は2億7670万800円だった。
しかし、入札期間に入札者がなく、同社は特別売却期間に同ゴルフ場を買い受け、10月までに手続きを終了させていた。コース管理機材など動産についても、差し押さえた者から譲り受けたという。
早期に経営交代を行う態勢が整っていたものの、約半年かけての経営交代となった。その理由について、同社の常務は「同ゴルフ場の運営を行っていた総秀開発(株)との調整に手間取ったため。会員名簿は確保しているが、取引先の名簿等も見あたらず、運営を通常に戻すには今しばらくかかりそうだ」と話している。
会員の処遇に関し、「原始会員については、何らかの形でプレー権を認める予定」としているが、譲渡を可能にするかどうかを含め詳細は検討中としている。ゴルフ場名の変更は、今のところ考えていないという。
滝本産業はファッションホテル「ホテル サンタフェ」等を経営している
=ゴルフ特信=
2005/07/07 基準価格3.45億円で競売へ
明日香カントリー倶楽部が岡山地裁津山支部で競売公告された。
入札期間は平成17年7月7日から14日で、開札は7月21日、売却決定は7月27日となっている。物件情報は事件番号が「6(ヌ)55」12(ケ)47」で、「美咲町北409の1外」の土地面積212万6867平方メートルと建物等の売却売却基準価額は3億4587万6000円で、買受可能価額は2億7670万800円となっている。
同CCは平成2年にオープン。関西地区の他、関東地区からも会員を集めた。しかし、旧経営で施設所有会社の明日香カントリー(株)がメインバンクの債権回収に対抗するためとして4年に会社整理を申請するなど混迷、同年以降ゴルフ場運営は旧経営者子息の蔵本護氏が代表を務める総秀開発(株)が行ってきた。
その間、明日香カントリー(株)は債権者申立で平成9年3月に破産となり、管財人との明け渡し訴訟に発展、12年8月には明け渡しと9年6月から月額454万8700円の支払い命令(東京高裁)も出ていたようだ。
もっとも、総秀開発はゴルフ場の明け渡しを強行に拒んだ模様で従来通り運営を続け、管財人側は手段なく時間切れで明日香カントリー(株)は破産廃止となっていた。一方ゴルフ場は何度か競売にかかり、昨年12月には約5億円で競売にかかったが、入札者はなかった。
総秀開発では競売の進行に伴い、ここにきてゴルフ場の買い受けを表明、今年2月には既存会員の会員権を額面10万円単位で分割し、分割して増える年会費と名変料、それに分割権の販売でゴルフ場買い戻し資金を捻出する計画を披露した。
1693名の会員登録者が約50倍の8万5435名になる計算で、登録者を半分としても5億円は集まるものと皮算用している。競売で第三者に落札される可能性もあり、前代未聞の計画。今回の競売に参加するか否かは不明だが、会員の反発も強いようだ。
=ゴルフ特信=