入間カントリー倶楽部 （埼玉県）レポート

松や桧に囲まれた美しいショートホールである。 Ａグリーンの場合は、左サイドのでばった土手と林が圧迫感を与えるので、球は右方向へ出やすい。しかも右のグラスバンカーは意外とアゴが高いので、これに入れると寄せるのは容易ではない。 またグリーンは縦に長く、且つ手前からの傾斜がきついので、オーバーすると寄せワンは至難である。 左右のバンカーは浅いので土手を恐れず攻めるか、花道から寄せワンを狙うのがコツ。

ここからの３ホールは、小技の腕の見せ所である。 11番も距離は短いが、バンカーに三方をガードされたグリーンは極端に小さく、かつ砲台である。また奥３分の一は後方に傾斜しているので、オーバーさせれば球は下まで転落する。 結局第２打はバックスピンのきいた高い球が要求されるので、残りの距離が得意なクラブで打てるよう計算してティショットをしよう。

ここも距離の短いミドルホールであるが、極めて戦略性に富んだホールである。 第１打が左の方へ飛び過ぎると、グリーン手前の立木がスタイミーになる。また右方にはクロスバンカーが控えている。 第１打は距離を欲張らずに球をフェアウェイのセンターにキープし、２打目のショートアイアンでピンをデッドに狙って攻めるのがスコアメイクの鍵である。

打ち下ろしのショートホールであるが、戦略性に富んだホールである。 グリーンは大きく球はよく止まる。しかしながら殆ど四季を通じて谷風がふいているので、クラブの選択が攻略のキーポイントになる。 Ａグリーンは手前と左側、Ｂグリーンは手前と右側がバンカーにガードされているのでグリーン中央から攻めるのが良い。

池越え、右ドッグレッグのミドルホール。 右方向のネット越えをねらうと失敗した場合はＯＢの恐れもある。更に他のプレーヤーに危険を及ぼすので、冒険は絶対避けるべきである。 第１打はネット左側の山裾を目標にして、できればフェードで攻めたい。左方向はＯＢがあるのでロングヒッターにとってフックは禁物。 第２打はＡグリーンは手前の傾斜がきついので直接グリーンをねらうが、安全策としてＢグリーンの間をねらい寄せワンに託す。 Ｂグリーンは右にバンカーがあるので左方向から攻めるのが得策である。尚両グリーンとも奥からかなり速い。

ハンディキャップ・２の通り、距離のある難しいロングホールである。左サイドにＯＢがあるのと、第２打の落下地点左側に凹地があるので、三打目をどこで打つか決めて攻めるとよい。 第１打は左サイドのカート道路の左に行かないよう右めに打つ。第２打は凹地の右に打つか、凹地の手前に刻むつもりで打つとよい。 グリーンはやや砲台ぎみであるので、第３打は少し大きめに打つことがポイントである。 尚グリーンは奥から順芽になっているので注意が肝要。

第１打、打ち下ろし、第２打は打ち上げのミドルホール。 右側にはハザードがある。また左側にはＯＢラインがグリーンの先まで続いているので、左には打たないこと。 第１打はバンカーの右目ねらいがよい。第２打は打ち上げがきついのでクラブの選択を間違えないこと。

フェアウェイの巾も広く距離もあるミドルホール。 第１打は中央やや右寄りに目標をとる。左側はＯＢラインが迫っているのでフックボールは禁物。 第２打は打ち下ろしとなる。両グリーン共バンカーに囲まれているが、グリーンが大きく打ち下ろしなので、キャリーでグリーンを狙う様にしたい。 第２打でグリーン迄の距離に不安のある人は思い切ってバンカー手前に刻み、第３打のアプローチに託す。

いよいよホームホール。図のようにバックからは距離のあるロングホールである。 第１打はやや打ち下ろし。右にバンカーが連なりその奥はＯＢなので左方向へ打つ。左側はゆるやかに法面が続き、そこからのボールはフェアウェイに戻ってくる。 第２打も右の松林を避けてフェアウェイ中央より左に目標をとる。打ち上げのショットなのでヘッドアップに注意。 第３打は見た目より打ち上げになっているのでやや大きめに。 Ｂグリーンの場合グリーン右手前にバンカーがあり、その右は崖になっているので左から攻めること。